らいちょう (雷鳥) [Index] [Back]

Lagopus mutus

Lagopus mutus

Lagopus mutus

ユーラシア大陸やアメリカ大陸北部のツンドラ地帯に広く分布し、またアルプスやピレネー山脈、わが国の中部山岳地帯にも存在しています。氷河期の遺存種でもあり、日本アルプスや火打山などの高山帯に生息します。全長は37センチほどで、冬は白色、夏になると換羽してオスは黒褐色、メスは茶褐色の羽色になります。植物の葉や花、果実、昆虫やヒメミミズなどを餌としています。ヒナは7月から8月ごろに産まれ、夏のあいだは、母鳥とともに高山帯のお花畑で採食します。ちなみに「サンダーバード」とは、アメリカインディアンの伝説や神話に登場する想像上の鳥のことです。
ライチョウ科ライチョウ属の鳥類で、学名は Lagopus mutus。英名は Rock ptarmigan。
岐阜県高山市丹生川町「乗鞍岳」にて、2007年07月31日撮影。

Shu Suehiro
shu@botanic.jp