バナナなめくじ (バナナ蛞蝓)

Ariolimax columbianus

Ariolimax columbianus

Ariolimax columbianus

北アメリカの太平洋側、アラスカからカリフォルニアにかけて分布しています。湿った森林の林床に生息し、ほとんどの時間を丸太や堆積物の下で過ごします。ナメクジのなかでは2番目に大きく、「バナナ」に似ていて長さは25センチになります。体色はふつう黄色に褐色の斑がありますが、緑色や褐色、白色のものも見ることができます、身体の右側には、肺呼吸をするための穴があいています。また2対の触角があり、大きい方は明るさを、小さい方で臭いを感じます。植物の葉やキノコ、動物の糞などを餌にしています。 
オオコウラナメクジ科アリオリマクス属の腹足類で、学名は Ariolimax columbianus。英名は Banana slug。 
[上・中] アメリカ・カリフォルニア州「ミュアーウッズ国定公園」にて、2004年04月15日撮影。(photo by Jon Suehiro)
[下] アメリカ・カリフォルニア州サウサリートにて、
2010年02月26日撮影。(photo by Jouette Travis) 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp