おんぶばった (負飛蝗) [Index] [Back]

Atractomorpha lata

Atractomorpha lata

わが国の各地をはじめ、東アジアに広く分布しています。草原や林縁、家庭菜園などに棲息し、8月から12月に出現します。成虫のオスは体長25ミリ、メスは40ミリほどで、オスがメスを占有するためにメスの背中に乗り続けています。体色は緑色のものが多いですが、淡い褐色のものもいます。淡褐色系ではたまにピンク色に近い個体も見かけられます。「くず」や「かなむぐら」、「からむし」などを餌にしていますが、園芸植物では、おもにキク科やシソ科、ヒユ科、タデ科、ナス科、ヒルガオ科などが食害されます。
オンブバッタ科オンブバッタ属の昆虫類で、学名は Atractomorpha lata。英名はありません。
千葉県香取市大角にて、2010年10月01日撮影。

Shu Suehiro
shu@botanic.jp