おくくるまむぐら (奥車葎)

Galium trifloriforme var. trifloriforme

Galium trifloriforme var. trifloriforme

Galium trifloriforme var. trifloriforme

わが国の各地をはじめ、朝鮮半島に分布しています。山地帯から亜高山帯の林内に生え、高さは20〜30センチになります。先端が短く尖った長楕円形の葉が、5〜6個輪生します。「くるまむぐら(車葎)」に似ていますが、葉がやや幅広く、茎や葉の裏面脈上に刺状毛が生えるのが特徴です。5月から7月ごろ、茎の先端や葉腋に集散花序をだし、小さな白色の花を咲かせます。花冠の先端は4裂します。 
アカネ科ヤエムグラ属の多年草で、学名は Galium trifloriforme var. trifloriforme。英名はありません。 
 
[上・中] 長野県安曇野市穂高牧「烏川渓谷緑地」にて、2006年06月01日撮影。
[下] 長野県木島平村「カヤの平」にて、2003年07月19日撮影。 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp