ライチトマト(針茄子)


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    プロフィール

  ナス科ナス属の一年草で、学名は Solanum sisymbriifolium。
  南アメリカが原産の「なす」の仲間です。わが国へは江戸時代末期に観賞用として渡来しました。高さは、90センチほどになり、茎や葉脈の上にオレンジ色の鋭い棘があります。夏から秋にかけて青みがかった白い花を咲かせますが、明るい黄色の雄しべが目立ちます。花後には果実ができ、赤く熟します。
  近年、「ライチトマト」という名前で、家庭菜園でも栽培されるようになってきました。「わるなすび」と酷似していますが、果実に毒性はなく、熟した果実はフレッシュな甘さとフルーティーな酸味が特徴です。
  系統・品種と用途

  「ライチトマト」には、ほとんど品種分化がありません。
  栽培のポイント

  「ライチトマト」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

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温暖地
種まき

植えつけ

収穫

気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 03/下〜05/下   07/中〜09/下  
寒冷地 03/中〜05/中   07/上〜10/上  
温暖地 03/上〜05/上   06/下〜10/中  
暖 地 02/下〜04/下   06/中〜10/下  

ご注意

  発芽温度は15〜30℃、生育温度は5〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


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発芽適温

20-27

生育適温

20-25

栽培のポイント

  温和な気候を好み、温度の変化に敏感です。5℃以下や30℃以上では成長が止まり、わずかな霜でも被害を受けます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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作付け間隔

3-(5)


栽培のポイント

  連作障害の出やすい野菜です。いちど栽培したところでは、少なくとも3年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「ライチトマト」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 育苗箱にタネを条まきするか、連結ポットに2〜3粒ずつまき、覆土をして、軽く手で押さえます。温度は25〜28℃に保つます。










(2) 本葉1〜2枚のころ、3.5〜4号ポットに植え替えます。本葉が8〜9枚になるまで、このまま育てます。はじめに3号ポットに植え替え、その後3.5〜4号ポットに替えても構いません。

畑の準備
支柱立て

(1) 酸性土壌にやや弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり150gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝の全面に1平方メートルあたり3kgの完熟堆肥と100gの有機配合肥料を施して、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝をたてます。

植えつけ
誘引

(1) 本葉が8〜9枚になり、第一花房の花が咲き始めたころ、株間45〜60センチに植え穴をあけて、苗を植えつけます。65センチの深型プランターなら2株が植えられます。






(2) 支柱を立て、茎が太るのに支障がないよう、8の字にしばって誘引します。

追肥・摘芯

(1) 定植後1か月が過ぎたころから、追肥に有機配合肥料を施します。初めての追肥後、収穫が終わるまで、1か月ごとに追肥します。






(2) 棘が鋭いので、整枝は行わず、放任にします。

収穫

(1) 果実が濃く鮮やかな赤色になり、触ると少し柔らかくなったら収穫の時期です。

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(2) 鋭い棘に被われていますので、収穫時には必ず丈夫な園芸用手袋を着用してください。
  おもな病害虫

  「ライチトマト」にはハムシ類などの害虫がつくことがあります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん