
せり(芹)


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プロフィール

セリ科セリ属の常緑多年草で、学名は Oenanthe javanica。

わが国の各地をはじめ、台湾や朝鮮半島、中国、それに広く東南アジアやオセアニアに広く分布しています。低湿地に生え、高さは20〜40センチになります。根は細く、ランナーを出して広がります。葉は1〜2回奇数羽状複葉で、軟らかくてよい香りがあります。7月から8月ごろ、茎頂に複散形花序をだし、小さな白い花を咲かせます。春の七草のひとつで、若菜は食用にされます。
野生のセリを「山ぜり」あるいは「野ぜり」、水田で栽培されているものを「田ぜり」、畑で栽培されるものを「畑ぜり」と呼ぶことがあります。
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系統・品種と用途

「せり」の生産としては、おもに宮城県と茨城県、大分県で、この3県で75%以上を占めています。4位は「三関せり」が有名な秋田県です。
宮城県の「仙台せり」は、約400年前から栽培され、「名取5号」や「名取6号」が主力品種になっています。また、県北には「河北せり」があり、「飯野川在来」や「みやぎVWD1号」、「島根みどり」などが品種として栽培されています。
茨城県では、鹿行地域の行方市が生産の中心。品種としては水耕栽培に適した「根白(ねじろ)せり」が栽培されています。
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栽培のポイント

「せり」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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15-25
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生育適温
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15-25
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栽培のポイント
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「せり」は日当たりの良い場所を好みます。また耐寒性はありますが、暑さと乾燥に弱く、冷涼な環境を好みます。
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栽培のステップ

「せり」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、家庭でも簡単にできる「リボベジ(リボーンベジタブル)栽培」をご紹介します。

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ステップ
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内容
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容器・資材
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(1) 市販の「せり」の根元を5センチほど残してカットします。植付けまでは、乾かないように水に漬けておきます。
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(2) 2リットルのペットボトルやプラ鉢などを用意します。
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(3) 用土としては、観葉植物用培養土やセラミス、ハイドロボールなどを用意します。
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植付け
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(1) 容器に用土(ここでは観葉植物用培養土)を入れながら、「セリ」を植えつけます。
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(2) 用土の表面から溢れるまで、水を与えます。
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(3) 用土に直射日光が当たるとアオコが発生することがありますので、容器をアルミホイルなどで遮光しておきます。
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管理
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(1) 耐寒性は強い方ですが10℃以下になると、成長が鈍ります。冬に始めるなら、南側の縁側や、室内に置き、冬越ししてください。
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(2) 1週間くらいすると、新しい芽がでてきます。
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(3) 水を切らせないように注意し、成長が進んだら、時おり液肥を与えます。
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収穫
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(1) 生育時期になって、容器が手狭になってきたら、大きな容器に植え替えます。
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(2) 茎の長さが15〜20センチになったら、切り取って収穫します。
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(3) 7月から8月になると、花茎がでてきますが、そのまま育てるときは花茎を切り取るようにします。
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おもな病害虫

「せり」の栽培では、「アブラムシ」や「アザミウマ」「ハモグリバエ」などがつくことがあります。また「キアゲハ」の幼虫による食害も発生します。早めの防除が大切です。
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画像提供:ボタニックガーデン イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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