おおくびきれがい (大首切れ貝) [Index] [Back]

Rumina decollata

Rumina decollata

Rumina decollata

Rumina decollata

Rumina decollata

地中海沿岸が原産です。今では大西洋上の島々や北アメリカ、東アジア、それにわが国でも1988年に北九州市で見つかり、それ以降、西日本を中心に定着しています。成長すると殻の長さが2〜3センチになり、殻の先端が欠けてなくなるのが特徴です。食性は雑食で、動物の屍体・糞、カタツムリやナメクジなどの腹足類、環形動物、植物残渣や野菜・草花の幼苗や下葉を摂食します。冬は枯れ草や木切れの下などに潜って冬眠します。地中海性気候の地域では、乾燥する夏にも活動を休止して夏眠を行います。 
アフリカマイマイ科ルミナ属の軟体動物で、学名は Rumina decollata。英名は Decollate snail。 
スペイン・バレンシア県プソルにて、2010年08月18日撮影。(photo by Yumi Gunji) 

Shu Suehiro
shu@botanic.jp